- 投稿日:2024/05/16
- 更新日:2025/10/13
12.帳簿記入のルール
1️⃣簿記上の取引
帳簿記入の対象となる取引・事象は
【資産・負債・純資産・収益・費用】に増減、
変化を及ぼす事象である。
日常会話で用いられる取引とは範囲が異なる
ことがある。
2️⃣帳簿記入の基本的な流れ
取引→→仕訳帳→→総勘定元帳→→B/S・P/L
仕訳 転記(勘定記入)
記入の内容は基本的に①何が②いくら③増えたor減ったという内容になる。この時の【①何が】に相当するものを簿記上では【勘定】という。
3️⃣勘定
✅勘定…帳簿記入の対象となる具体的な項目区分
→資産・負債・純資産・収益・費用といった分類の
なかの更に具体的な項目のこと。
✅勘定科目…勘定に付された名称
(現金や借入金など)
✅勘定口座…勘定毎に増減(または発生、取消し)
を記録するための集計用紙
→T字型のフォームで示されることが多い。
✅勘定記入…勘定口座への記入を行うこと。
→基本的に【転記】として行われる
4️⃣帳簿記入の前提
取引は複数の要素に分解することができる。
取引の構成要素には以下のような組み合わせがある。
資産の増加 ❎ 資産の減少
負債の減少 ❎ 負債の増加
純資産の減少 ❎ 純資産の増加
収益の取消 ❎ 収益の発生
費用の発生 ❎ 費用の取消
純資産の増減のうち、収益・費用の発生、取消を
伴うものは、収益・費用の残高を持ってその
増減を把握することが出来るため、
各取引の発生時には帳簿記入を行わず、
決算手続において一括的に純資産の勘定
(繰越利益剰余金勘定)に反映する。
決算手続のうち【決算振替】と言われる処理、
上記に示した取引の構成要素の組み合わせは、
いずれも各取引の発生時に認識されるものを
前提にしている。
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09.簿記3級・⑨現金
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11.簿記3級・⑪小口現金
16.簿記3級・⑯手形
18.簿記3級・⑱貸倒引当金