- 投稿日:2025/10/08
- 更新日:2025/11/15
💡1. 支出管理表を作ろう
まずは「今のお金の流れを知る」ことから始めましょう。
収支を把握しないまま投資を始めるのは、地図を持たずに旅に出るようなものです。
そして、投資は余剰資金でするものです。
生活費や近い将来使うお金を投資に回してしまうと、相場が下がった時に「必要だから仕方なく売る」ことになり、損を確定させてしまいます。
「支出管理表」を作れば、家計のムダや改善ポイントも見えてきます。
まずは“現状把握”が第一歩です。
リベシティには、支出管理表作りをサポートしてくれるチャットや、作り方を丁寧に解説してくれるセミナー動画もありますので、ぜひ活用してください(リベシティ会員の方は宿題リストにあります)。
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🧐すべての支出を基本給の8割以内に抑える
支出管理表ができたら、すべての支出を基本給の8割以内に抑えることが大事です。
貯蓄と投資は残りの2割で行います。
✅「すべての支出」 → 不定期の支出(特別費)を含むすべての支出を抜け漏れなく
✅「基本給の8割」 → 手取りの8割(ボーナス・残業代を含まない)
すべての支出とは、2年に一度の「車検費用」や「税金」、「保険料」、いつになるかは分からないけれど、いつか絶対に必要になる「家電買い替え費用」や「冠婚葬祭費」、「病気や怪我の治療費」なども含みます。
🎯2. ライフプランを作ろう 💡目的を明確に!
投資の目的を明確にしましょう。
目的があってこそ、正しい手段を選べます。
たとえば、野球をするならバットやグローブ、
テニスをするならラケットを使いますよね。
目的(何をしたいか)によって、使う道具(手段)は変わります。
お金も同じです。
「いつ・いくら必要なのか」を数字で出す!
目的は「NISA枠が空いてるから埋めたい」ではなく、その先の目的を具体的に数字で立ててください。
・教育費は、何年後にいくら必要?
・老後資金はどのくらい必要?
・年金だけだといくら足りない?
・家の修繕や旅行などの出費はいつ?
こうしたライフイベントを書き出すことで、
投資に回していい金額、現金で持つべき金額、今使っていい金額が明確になります。
ライフプラン作りも、リベシティにはサポートしてくれるチャットや、わかりやすく解説してくれるセミナー動画がありますので、ぜひ活用してください(リベシティ会員の方はこれも宿題リストにあります)。
🛟3. 生活防衛資金を確保しよう
投資を始める前に、生活防衛資金(基礎生活費6か月〜1年分)を現金で確保しましょう。
収入が止まった時などに、投資を崩さずに済むようにするためです。
これは投資家にとって“命綱”のような存在です。
ただし、必要な金額は働き方によって変わります👇
・会社員(収入が安定している)→ 生活費の6か月分程度が目安
・自営業・フリーランス(収入が不安定)→ 生活費の1年〜2年分が目安
安心できるクッションを作っておくことで、相場が下がっても心に余裕を持てます。
⚠️注意! 投資資金と【生活費・特別費・生活防衛資金】は別!
リベシティでは、現金と株のシンプルポートフォリオがオススメという話をよく聞くと思います。
年齢やライフプランの変化などで、「リスク許容度が低くなったら、現金比率を上げよう」などです。
この場合の「現金」には、生活費、特別費、数年以内に使う予定のお金(教育資金など)、生活防衛資金は含みません。
あくまで、それらを除いた純粋な「余剰資金=投資待機資金」を現金と言っています。
※この記事はインデックス投資を前提に書いていますが、ここまでの準備は、高配当株投資も同じです。
📈4. 投資は「長期」で育てよう
1.支出管理表
2.ライフプラン
3.生活防衛資金
ここまで整ったら、ようやく投資の出番です💡
リベ大の基本方針はとてもシンプル。
・15年以内に使う予定があるお金は現金で持つ
・15年以上使う予定がないお金は投資で育てる
リスクとリターンはセットです。
投資には、値下がりする(=元本割れ)可能性もあります。
短期間で利益を狙うと、どうしても“投機(ギャンブル)”に近くなりがちです。
でも、長期で分散しながら続けることで、“投資”になります。
短期の値動きに一喜一憂せず、長期×分散でコツコツ育てていきましょう💡
🌀中期的な支払いをどう考えるか
中期の場合は、リスク許容度に合わせて、貯金と投資をミックス(マーブル模様)にするのがおすすめです。
リスク許容度とは?
優良な投資信託でも、短期で見るとマイナスになることがあります。
「投資でどれだけマイナスになっても耐えられるか」というのがリスク許容度です。
過去のデータから最悪の想定をすると、半値に暴落して回復に15年くらいかかる可能性があります(過去は未来を決めないですが)。
それでも大丈夫ですか?
リスク許容度は、以下のような要因で決まります。
・年齢
・家族構成
・職業(収入水準)
・保有資産額
・投資経験
・性格
たとえば、年齢が高かったり、扶養する子供がいれば、リスク許容度は低くなります。
若くて、収入が高く、資産があれば、リスク許容度は高くなります。
👇️こちらのリベ大動画が参考になると思います。
【いつか泣く】リスク許容度を無視して投資する人の末路【株式投資編】A案B案を用意しよう!
たとえば、7年後に子どもの教育資金として使いたい場合。
その時に相場が下がっていても──
A案:老後資金や現金を一時的に教育資金にまわせる
B案:奨学金や一時的な借入など、別の資金ルートを確保している
といった“代替手段(セーフティネット)”があるなら、
ある程度リスクを取ってマーブル模様(株+貯金)で運用してもOKです。
逆に、「そのお金が唯一の教育資金」なら、
下がっても困らないように貯金メインにしておく方が安心です。
短期は貯金、長期は投資、
中期は自分のリスク許容度に応じて“マーブル模様”でバランスを取るのがポイントです😊
🌏5. 初心者におすすめの投資先
最初の一歩は、低コストで分散されたインデックスファンドがおすすめです。
✅ eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
✅ eMAXIS Slim S&P500
この2つのどちらかを選べば、世界経済全体の成長に乗ることができます。
「分散」「長期」「低コスト」──この3つがインデックス投資の王道です。
どちらか迷ったら「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」がオススメです。
💬6. 焦らず、理解してから始めよう
ただし、投資の鉄則は「理解できないものに投資しない」です。
✅ eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
✅ eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
なぜ上記2つが選ばれているのか理解するために、リベシティの宿題リストにある「インデックス投資」関連の項目を終わらせてください。
📒宿題リストとは
https://site.libecity.com/content/fiveforces
📌サポートチャットのリンクや解説動画も、リベシティの各宿題リストにあります。
SNSでは「今が買い時!」など、煽るような情報もありますが、投資はあくまでも自己責任です。
大切なのは焦らず・理解して・続けること。
少なくとも宿題リストの「支出管理表」「ライフプラン」「生活防衛資金」「インデックス投資関連の項目」は終わらせてください。
そうすれば、安心して投資を続けられます。
🌱まとめ
①支出管理表 → 投資に回せる「余剰資金」がわかる
②ライフプラン → いつ・いくら使うかを明確にでき、投資すべきか判断できる
③生活防衛資金確保 → 安心して投資を続けられる
焦らず、足元を整えながら。
自分らしいペースで、一歩ずつ資産形成を進めていきましょう😊
📮投資の相談をしたいときは
勉強しても、「自分の考えが間違っていないか不安…」と思うこともありますよね。
そんな時は、リベシティの「株式・債券投資チャット」で相談してみてください😊
より具体的なアドバイスをもらうために、
以下の項目を入力しておくとスムーズです👇
🔹相談時に書いておくと良い項目(公式「株式・債券投資チャット」であれば「質問テンプレート」を使ってください)
・年齢
・家族構成と家族の年齢
・手取り年収
・年間支出額
・現在の純資産額(生活防衛資金を含む)
・生活防衛資金有無・月数
・現状保有している金融商品とその金額(ポートフォリオ)、選んだ理由
・現在の投資余力
・目標(できるだけ具体的に)(例)○年後までに月々○万円の配当が欲しい。○年後までに○万円の総資産額にしたい
・目標達成のための年間の投資予定額、投資先、理由
これらの項目は、あなたのリスク許容度を測るため、
そして投資の目的を明確にするために必要な情報です。
目的が明確になれば、手段も定まります。
支出管理表やライフプランができていれば、
これらの項目にも具体的な数字を入れられます。
また、どこまで理解できていて、どこからがわからないのかを明確にすることも大切です。
そのために、
・調べたサイト
・参照した学長動画
・読んだノウハウ図書館の記事
などがあれば、必ず併記してください。
そのうえで、
「ここまでは理解できた」「この部分がわからない」
という形で整理してもらえると、回答する側もスムーズに的確なアドバイスができます。
📍 ぜひ、リベシティ公式の「株式・債券投資チャット」
で、これらの情報をもとに相談してみてください♪
Q&A
Q.インデックス投資は、毎日積み立てと毎月積み立て、どっちがいいですか?
A.どちらでも大差ないです
ただし、長期的に右肩上がりの相場を想定するなら、「年初一括投資」
か「毎月積み立て」かでは、「年初一括投資」の方が増えやすいです。
Q.余剰資金があります。
今年のNISA枠満額入れて余った分は、特定口座で運用するか、来年のNISA枠を待つか、どっちがいいですか?
A.結論から言うと——どちらが得かは誰にもわかりません。
なぜなら、短期の株価の動きは誰にも予測できないからです。
(詳しい考え方や計算方法は、「ノウハウ図書館」で「特定口座」で検索してみるのがおすすめです。)
💡考え方の目安としては次の通りです👇
🔹① 今後NISA枠をすべて埋められる予定があり、それ以上投資に回したい場合
→ その分は特定口座で投資してOKです。
NISA枠だけでは目標に足りないなら、課税口座もうまく活用していきましょう。
🔹② NISA枠だけで投資目標を十分に達成できそうな場合や、今後NISA枠を埋められるだけの資産がなさそうな場合
→ 無理せず来年のNISA枠を待つのも選択肢です。
焦って特定口座で買う必要はないと思います。
Q.NISA枠を使い切った後はどうしたらいいですか?
NISAを使い切った後は、「特定口座」での投資運用が一般的です💡
🔹NISAは「非課税の箱」にすぎません
NISAはあくまで「運用益が非課税になる特別な口座」です。
そのため、枠を使い切っても投資自体ができなくなるわけではありません。
🔹NISA制度ができるまではどうしていたのか?
NISA制度ができる前から、多くの投資家は「特定口座」で運用していました。
特定口座が通常の口座です。
特定口座では利益に税金がかかりますが、「源泉徴収あり」の特定口座にしておけば、証券会社が自動で計算・納税してくれるため、確定申告の手間もありません。
🔹特定口座でも同じ銘柄を買える
NISA枠を使い切ったあとは、これまでと同じ銘柄(例:オルカン、S&P500など)を、そのまま特定口座で買い増しできます✨
やることは変わりません。
🔹その他の選択肢も
余剰資金の運用方法は、リスク許容度によって選び方が変わります。
たとえば高齢になると一般的にリスク許容度が下がるので、年齢に合わせて現金・国債などの安全資産の割合を増やして調整することも検討してください。
Q.ジュニアNISA口座でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入しました。親のNISA口座で買い直したほうがいいですか?
以下の理由から、基本的には買い直しの必要はないと思います。
🔸 そのまま保有で良い理由
・ジュニアNISAも18歳まで非課税で運用できる
・教育資金として分けて管理しやすい
・親のNISA口座とあわせて非課税枠を有効活用できる(非課税枠が多い)
🔸 あえてデメリットを挙げると
ジュニアNISAは「お子さん名義=お子さんの資産」として扱われます。
そのため、18歳以降は親の同意がなくても引き出し・解約が可能になります。
つまり、親が「教育資金として使ってほしい」と思っていても、
お子さんが別の目的で使う可能性があるということです。
Q.NISA口座で購入しているオルカンとS&P500では、配当金の通知が確認できません。
これは自動で配当金が再投資に回っているのか、配当金が存在しないのかどちらなのでしょうか。
eMAXIS SlimオールカントリーやS&P500は、「配当金が自動的に再投資されるタイプ(=配当を受け取らないタイプ)」 だからです。
1️⃣ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などの投資信託
→ 「再投資型」と呼ばれ、ファンド内で受け取った配当金を自動的に再投資しています。
そのため、配当金として受け取ることはありませんが、複利効果で長期的に増えやすい仕組みになっています。
長期的に資産を最大化したい人向けの投資方法です。
複利とは👇️
複利の疑問をカンタン解説!
Q.貯蓄型保険の解約金を投資しようと思います。一括投資がいいですか? 積立投資がいいですか?
論理的には一括投資、ただし、「一括投資すべきか、積立投資すべきか」
という質問をする人には積立投資をおすすめする、というのが基本です。
その理由は、以下の動画で確認いただけたらと思います。
https://youtu.be/lRh9b0HAHYo?si=pSTsxSRDm5Ug04ks
貯蓄型保険の解約金の場合は、お気持ちはどうあれ事実上すでに「手数料の高い投資信託に投資していた」ということです。
ですので、そもそも投資していたものを、手数料の安いものに載せ替えるだけ、いわゆる「上位互換」なので、一括でいいということになります。
QオルカンとS&P500は、どっちがいいですか? 両方買ってもいい?
正解はありません。
迷ったらオルカンがオススメです。
くわしくは👇️
オルカンとS&P500の違いと選び方をわかりやすく解説
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